2021.5.20 空芯昇圧コイルのLTSpiceシミュレーション4

3 years ago
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考える必要がある項目はまだまだ沢山あります。今回は抵抗値を実測してシミュレーションに適用してみました。

前回の昇圧効果は低い抵抗値でないと実現しませんが高いインダクタンスを得ようとすると巻線の抵抗値なども考慮する必要があり、抵抗値が高いとこれを低くするために直列共振するように静電容量を調整する事になります。

今回は、後半部分で相互インダクタンスについて、結合値が低い方が昇圧効果が高まるシミュレーション結果を示しています。

このことから、昇圧効果が磁力による誘導ではなく、インダクターの反作用におけるスイッチ入り切りのタイミングによる効果だという事が確認できます。

むしろ磁力は昇圧の妨げですので、一次コイルと二次コイルの関係はヒットアンドアウェイ(当て逃げ)だと言えそうです。

ただし、そのスイッチングのタイミングは誘導起電力によってセンサーされていますので結合値がゼロに近いと動作しません。

Kacher(カっちゃん)はそうやって動作するようです。

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