アッバース朝カリフのムスタンスィルが認めたイルトゥトゥミシュの権威

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西暦1,229年2月18日
ムスタンスィルが派遣した大使を含む使節団がデリーに到着する。そして、シャムスッディーン・イルトゥトゥミシュに正式な叙任状を授与した。此れは、イルトゥトゥミシュがゴール朝の属国では無く、独立した支配者としての宗教的及び政治的正当性を認められた事を意味した。インドの統治者がカリフの承認を受けたのは此れが初めてであった。ムスタンスィルのイルトゥトゥミシュの権威の承認は飽く迄形式的なものであったが、イルトゥトゥミシュは此れを盛大に祝い、デリーの街を飾り、自身の貴族・官僚・奴隷を称賛した。其の後イルトゥトミシュは新たに導入した銀貨「タンカ」にカリフの名を刻む様になった。

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