韓国 ソウル 【ストリート・グルメを求めて】

2 years ago
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広蔵市場に出店するチョ・ユンソンさんが主人公。母から子へ受け継がれる伝統的な韓国料理「カルクグス(刀削麺)」が売りのお店だ。

彼女がこの店を出した理由は、夫が作った借金を返すためである。しかし、市場の中にはいじめ、嫌がらせが存在した。新入りだったチョさんの店の前にはゴミ袋が積み上げられ、「お前のせいで市場が汚れた!」と糾弾された。あからさまないびりである。チョさんは何度も店をやめようと考えたが、家族の存在が思いとどまらせた。そして、自分が楽しめる状況を作ろうと彼女は心掛けるようになる。それは、母から教わったカルクグスを作ることだった。

家族のために図太く生きたチョさんは借金を完済し、子どもを育てながら今も夫と共に生活している。「恨」を抱え、家族のために戦ってきた彼女。市場での生存競争を勝ち抜いたのだ。

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