日本 大阪 【ストリート・グルメを求めて】

2 years ago
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日本人として誇らしい。2話に登場する大阪・京橋の立ち飲み居酒屋のご主人・TOYOさんの個性は全話でずば抜けているのだ。とても明るく、笑顔が眩しい彼だが、幼少期は酒に溺れた父親から暴力を受け、中学を卒業したら進学は許されなかった。大阪に働きに出て、生き延びるために料理の道へ身を投じた。
それにしても、屋台で出しているまぐろホホの炙りが凄まじい。お客さんを待たせないため、網に乗せたまぐろにガスバーナーで火を放射するのだが、冷水で冷やした素手を火の海にぶっ込んでTOYOさんは調理するのだ。この姿だけで彼が歩んできた半生が生半可じゃないと窺える。しかも、そのガスバーナーで煙草に火を点けたりしてるし。全話中、2話だけ異質な感じがするのは我々が日本人だからか? いや、TOYOさんのキャラクターはやっぱり桁外れだったと思う。

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